メタ言語意識は英語を学ぶことで生まれる

明けましておめでとうございます。今年も、メタ言語にまつわる話をだらだら書いていこうと思いますので、どうぞ宜しくお付き合いください。

さて、今日はメタ言語のお話しとして、英語のお勉強という観点からも考えてみたいと思います。英語の勉強!・・・私、昔は苦手でした~。もしかしたらこのメタ言語の概念を知っていたら、もうちょっと楽しく英語を学ぶことが出来たかもしれませんね。笑

どうしてメタ言語に英語がいいのか?その理由ですが、
1)外国語は日本語よりも客体化しやすいこと 
2)外国語と日本語が構造的に違うことで、外国語を学ぶ人間が、その言語の構造的な特性に気づきやすいこと-この2つがあげられます。
メタ言語の意識は、普通は言語能力の発達と同時に発達していくものですが、日本語だけでなく、同時に外国語の学習も行い、その違いを理解することで、よりメタ言語の意識が深まる効果がある、といわれています。

また、さらに日本では、外国語の学習をさせるときには意図的に文法が教えられています。これもメタ言語を意識させるのには、とても効果的です。日本語(国語)の場合だと、文法を意図的に教えてもらうというのは、案外ありません。いつの間にか自然に覚え、使いこなしています。
しかし、英語など外国語の場合には、たいていは、メタ言語を意識させる学習方法で授業が進んでいくという特徴があります。
メタ言語意識をしっかり持って学習すれば、言語のおもしろさや豊かさにも気づくことになりますよ。