メタ言語と甥っ子

こんにちは。
7月に入り、暑い日が続いていますね。
アツイのは天気だけではなく、サッカーのワールドカップも大変アツイです。
日本は残念ながらベスト16で終わってしまいましたが、本当に感動をありがとうと言いたいです。
連日の試合中継や、ニュースにかじりついているので、寝不足で体調を崩しそうです(汗)
4年に一度だけのにわかサッカーファンな私ですが、とっても楽しんでいます。
先日お話した甥っ子はサッカーをやっているので、現在期末テスト期間だそうですが、勉強もせずにサッカー観戦ばかりだと姉がぼやいていました。
そして、問題の英語ですが、全くわからないようで、まるで宇宙からきた言葉だと認識しているそうです。
なんのこっちゃ(汗)

メタ言語で考えますと、英語のわからない人がいたとしましょう。
その人に英語を教えるときに英語で教えることは出来ませんよね。
ですから、日本語がわかれば英語を日本語で説明して教えることになります。
ということは、その日本語が英語のメタ言語になるということになります。

姉に聞いてみました。
英語が苦手ならメタ言語にあたる日本語つまり国語は理解しているのかどうかと。

予想どおり国語も平均点以下らしい。
メタ言語となりうる国語までもその調子ならまず国語を強化するのが先決ではないか。
もすぐ夏休みになりますんで、国語と英語の勉強をやらせてみます。
果たしてうまくいくかどうか。

メタ言語能力を伸ばそう

こんにちは。
NLPセミナーはとても充実した実りのある時間でした。
また、機会があったら、参加したいなと思っています。

話はがらちと変わりますが、
今ではグローバル化とか言われているし、世界中の国では言語教育が進んでいるのかなと思っていましたが、日本の小学校でも英語などの外国語を習っているのかなと。

実際に聞いてみると、中学校でやっているような英語の勉強をするわけではなく、単語を中心に英語に親しむことを目的としているそうですね。
日本はやっぱり遅れているのでしょうかね。

やはりメタ言語能力を伸ばす必要はあるかと思います。
言語に関して知識を使う力のことをメタ言語能力っていいますが、メタ言語能力を小学生のうちから伸ばすには、今のままではいけませんね。
子供が自然に、日本語と英語の違い、音とかリズムなどに気づくことが出来るように、先生ももっと意識して取り組むべきでしょうね。

メタ言語能力を高めることは、普段使っている日本語への意識も同時に高まることとなります。
英語ではずべて1つの単語として扱われるものでも、日本語の場合はたくさんの意味がありますからね。

先週私の姉が困った顔で遊びにきました。
大抵困った顔をしているときは、家族に心配事があるときです。
電話がかかってきたときから、なんかそんな感じでしたが、家にきたなり、中間テストがね・・・・
と、この春中学2年生になった息子の話でした。
私にとっては甥っ子となるのですが。
成績は優秀のはずだったのに、どうしたのか聞いてみますと、5教科のうち、英語がチンプンカンプンなんだそう。

彼も小さいときからメタ言語能力を高めていれば、もう少しまともな成績を取れたかもしれないね。。。

夏休みは私が特訓してやることになりました(泣)

こどもの目線でメタ言語を考える

こんにちは。3月に入りました。だんだん暖かくなってきましたね!(*^◇^*)
お受験ピークはもう過ぎたのでしょうか。最近は小さなこどもたちが、有名私立校に入学するため、受験をすることも珍しいことではなくなりました。実際にご家庭のお子さんが受験した、と言う人も多いのではないでしょうか。

でも、最近よく言われるようになったのが、『国語が苦手なコが増えた』ということ。これはちょっと気になりますね。国語、つまり母国語ですから、これが苦手だとか、コミュニケーションで正しく使えていないというのは、これからの日本の将来にも関わってくることでは・・・と、ちょっと危惧しています。

確かに私たちは、母国語である言語を、小さな頃から特に意識することなく、使っていますよね。でも、”メタ言語”という視点から考えたとき、母国語の音と、その意味のつながりなども、本当は小さな頃から意識させることも大切なのかもしれません。
小さなこどもが時々、不思議な質問や大人には思いつかないようなことを言うのも、そういった言葉に含まれている感性を純粋に、そして敏感に捉えていることの表れなのかもしれませんね。こどもの言語観やメタ言語能力を伸ばしたいと思ったなら、わたしたち大人も、頭ごなしに決め付けて話すのではなく、こどもの目線で言葉を考える、というキッカケがあっても良いのではないでしょうか。こどもの言語観が高くなれば、きっと国語を苦手だと意識する人も減ってくるのではないかと思います。

メタ言語能力・教育分野での大切な役割

こんにちは。メタ言語についてお話をしていますが、今日は教育分野サイドからのお話しをしたいと思います。そもそも「メタ言語」を意識して、言語を学ぶこどもはいませんが、教える側にとっては、メタ言語能力は重要なことです。
それが良く現れているものとして、早期の英語教育などもあげられますね。こどもが小さな時に英語など外国語の教育を行うと、こどもたちが外国語に触れることで、「言語というものが何か」という、言語に対しての意識を高めさせるという意味合いがあります。

外国語というものは、どんな素晴らしく賢いこどもでも、なかなか母国語のようには習得することはできないはずです。つまり外国語を学ぼうとする取組みは,意識的なものであって、そのように外国語に直接触れることで、今まで無意識に学習していた母国語の自覚ができるようになります。こどもたちは自然に、日本語と外国語とのリズムや音の違い、語彙の違いに気が付きます。こういった作業によって、母国語の言語能力が発達し、さらに学ぼうとする能力も格段に上がると考えられているそうですよ。
つまり、このような 言語に対する知識やそうした知識を使う力は、まさにメタ言語能力なのですね。
メタ言語能力をこどもがしっかりと伸ばしてやるには、わたしたちも意識して見守ってやる必要があります。子どもが自分で「トマトじゃなくて,トメィトォだよ」と自ら気づけるように仕向けてやったりというサポートも大切なんだとか。なるほど、と思いますね。

メタとメタ言語

こんにちは。今日もメタについてお話しを。
なんとも解りにくい、この”メタ”ですが、今回は狭義のメタとしていくつか紹介していこうと思います。

まず、”メタ”の基本として、ある対象を記述したものがあり、さらにそれを対象として記述するものを、メタな○○、あるいは単にメタ○○と呼美ますよね。
ですからこの方法で言い表すならば、
言語を記述する言語 → メタ言語
理論を解釈するための理論 → メタ理論
自分の認知を認知すること → メタ認知
と言い換えることが出来ることになります。

では、このサイトでも主になっている、「メタ言語」に関わるキーワードとして、『メタ言語能力』というものがあります。これは一体どういった能力なのでしょうか。

まず、メタ言語とは、言葉を使って、言葉について考えることを示しますよね。例えば、生まれてきた子どもは、言葉がどういうものであるかを知る前に言葉を覚えていきますが、そのうちに言葉について意識して考えることが出来るようになっていきます。
この言葉について、言葉で考える力を『メタ言語能力』と言うのです。
具体的にいうと、「動物」という語は何を指しているか?といった、語と指し示す物との対応だったり、自分の話した言葉が文法的に正しいか?という言語の規則だったりを考える能力のことなんです。

つまり、言葉について考えることができるようになる『メタ言語能力』は、言語をより理解し、使うという意味ではとても重要な能力なのですね。

NLPでコミュニケーションを考えよう

こんにちは。今回は、メタ言語にも共通する、”コミュニケーション”に関する、NLPのお話です。
NLPは開発されて20年後~、特に2000年頃からは、コミュニケーションの分野で注目されるようになりました。それは、私たち人間同士のコミュニケーションが不足していること、また交流することに対する疑問とや不安などが世界中で問題視されてきたことが理由かもしれません。

確かに近年、日本でもコミュニケーション不足は深刻です。インターネットが普及し、若者はメールでコミュニケーションするのが中心。その結果、「会話するのが苦手」という人が増えました。
こんな時代だからこそ、NLPに対し大きな効果を期待する人も多くなっています。NLPの理論を学び、NLPの資格を取ったり、NLPビジネスコンサルティングになることを希望する人が、年々増えています。

そもそも、コミュニケーションを行うことは、自分と相手とのやり取りで、どんな感情を抱き、また印象を与えたかを重視します。相手がもしも、自分の話に対して、怒ったり、不満げだったりしたら、話した自分も不安を感じるものです。実に後ろ向きですが、それがイヤだから、メールでコミュニケーションするという方法を取る人が多くなったのかもしれません。

NLPは、こんなコミュニケーションを、もっと機能的に捉えます。相手が自分が思ったとおりの反応をしなくても、フィードバックの一種と考え、自分の思いや疑問、感情を相手に伝え、それに対しどんな反応をするかを見ること、その手段がコミュニケーションだと考えるのです。

メタ言語は、人間の特権!

こんにちは。今回もメタ言語のお話しです!!
さて、私たちが何気なく話しているこの言語。コトバ。
日本語だったり、外国語だったり、世界中の人間が話す言語は色々あるのですが、この「言葉」を持つことができる動物は、私たち「ヒト」という生物種に限られていますよね。

「チンパンジーだって、言葉がわかるんじゃないの?」と思われる人も居るでしょう。 確かに、すぐれた知性を持っていることで注目されている、有名なチンパンジーも実際にいますし、それについて研究がなされています。
しかし、「メタ言語」という観点から見たときに、チンパンジーは、ヒトの言語の構造と同じだけの質の言語の知識を得るということは決してできません。メタ言語は、ヒトというただ1種類の生物種に対して、皆に与えられています。これは、人間の特権なのです。

そして、前にも書きましたが、メタ言語を発達させるには、外国語、つまり英語を学ぶことが大変効果的である、と言うことになります。
何故英語なのか、絶対に英語じゃないとダメか、と言われると、決してそうでは無いのですが、英語はなにかと通用度が高く、よく使用されますので、「英語であってもかまわない」のなら、それならば、せっかくですから英語を学び、メタ言語も発展させてみませんか、と言うことなのですね。

メタ言語能力を育てることは、言語相対主義を生みだし、言語そのものについての幅広い理解につながっていきます。それはつまり、人間教育としての言語教育につながっていくのだと思います。

メタ言語意識は英語を学ぶことで生まれる

明けましておめでとうございます。今年も、メタ言語にまつわる話をだらだら書いていこうと思いますので、どうぞ宜しくお付き合いください。

さて、今日はメタ言語のお話しとして、英語のお勉強という観点からも考えてみたいと思います。英語の勉強!・・・私、昔は苦手でした~。もしかしたらこのメタ言語の概念を知っていたら、もうちょっと楽しく英語を学ぶことが出来たかもしれませんね。笑

どうしてメタ言語に英語がいいのか?その理由ですが、
1)外国語は日本語よりも客体化しやすいこと 
2)外国語と日本語が構造的に違うことで、外国語を学ぶ人間が、その言語の構造的な特性に気づきやすいこと-この2つがあげられます。
メタ言語の意識は、普通は言語能力の発達と同時に発達していくものですが、日本語だけでなく、同時に外国語の学習も行い、その違いを理解することで、よりメタ言語の意識が深まる効果がある、といわれています。

また、さらに日本では、外国語の学習をさせるときには意図的に文法が教えられています。これもメタ言語を意識させるのには、とても効果的です。日本語(国語)の場合だと、文法を意図的に教えてもらうというのは、案外ありません。いつの間にか自然に覚え、使いこなしています。
しかし、英語など外国語の場合には、たいていは、メタ言語を意識させる学習方法で授業が進んでいくという特徴があります。
メタ言語意識をしっかり持って学習すれば、言語のおもしろさや豊かさにも気づくことになりますよ。

メタ言語能力って?

こんにちは。もう年末ですね。一年は本当に早い。毎年12月になると同じことを考えているのもなんだかなぁと思ってしまいます。
さて今回は、前回に引き続きいて、メタ言語にかかわるものについて。
「メタ言語能力」とは何かを考えてみようと思います。

「メタ言語」って、どこか概念のような、はっきりしないイメージがあるんですが、それに2文字を追加、「メタ言語能力」となると、それは一気に具体的なものを表現する言葉になってきます。「メタ言語能力」と言った場合、そのときの「メタ言語」は、言葉を使って、言葉について考えることを指し示します。
もう少し具体的にお話ししましょう。生まれたばかりの小さな子どもは、言葉がどういうものであるか、という事を知る前に言葉を覚えてしまいますが、大きくなればそのうちに言葉について、意識化して考えることが出来るようになりますね。

この、言葉について、言葉で考える力を「メタ言語能力」と言います。
他にも例えば、「動物」という語は何を指しているのか?というような、語(言葉)と指し示す物との対応だったり、自分が話したことが文法的に正しいかどうかというような言語の規則だったり、とあるシーンでどのような言い方をしたら良いのかという考え方は、すべて「メタ言語能力」に含まれています。

言葉について考えられるということは、その先にある、言語をより正確な形で理解したり使っていったりするために、人間にとってはとても大切なことなんですね。