NLPでコミュニケーションを考えよう

こんにちは。今回は、メタ言語にも共通する、”コミュニケーション”に関する、NLPのお話です。
NLPは開発されて20年後~、特に2000年頃からは、コミュニケーションの分野で注目されるようになりました。それは、私たち人間同士のコミュニケーションが不足していること、また交流することに対する疑問とや不安などが世界中で問題視されてきたことが理由かもしれません。

確かに近年、日本でもコミュニケーション不足は深刻です。インターネットが普及し、若者はメールでコミュニケーションするのが中心。その結果、「会話するのが苦手」という人が増えました。
こんな時代だからこそ、NLPに対し大きな効果を期待する人も多くなっています。NLPの理論を学び、NLPの資格を取ったり、NLPビジネスコンサルティングになることを希望する人が、年々増えています。

そもそも、コミュニケーションを行うことは、自分と相手とのやり取りで、どんな感情を抱き、また印象を与えたかを重視します。相手がもしも、自分の話に対して、怒ったり、不満げだったりしたら、話した自分も不安を感じるものです。実に後ろ向きですが、それがイヤだから、メールでコミュニケーションするという方法を取る人が多くなったのかもしれません。

NLPは、こんなコミュニケーションを、もっと機能的に捉えます。相手が自分が思ったとおりの反応をしなくても、フィードバックの一種と考え、自分の思いや疑問、感情を相手に伝え、それに対しどんな反応をするかを見ること、その手段がコミュニケーションだと考えるのです。

NLPは自分と対話するためのツール

こんにちは。今回も、NLPについて述べていこうと思います。
NLPは、ここ、2、30年をかけて研究が行われ、実際に様々な効果が期待できることを実証されています。しかし、NLPを学ぶ人が増えている一方、NLPを全く知らない一般の人たちもいまだ多く、全くピンとこない、聞いた事がない、という人もかなり居るはずです。

しかし、NLPは実は、私達の生活ととても密接に関わっています。そんなNLPの例をひとつご紹介します。

例えば、”リラクゼーション”、これは皆さんも馴染みがあるのではないでしょうか?つまり、癒しという意味合いですが、このリラクゼーションという概念は、近年の社会で問題になっているストレスや精神的な負担が大きくなり、私たちのの許容範囲が超えた事で、生まれたのではないかといわれています。

肉体的な疲労回復の研究と比べ、精神的な疲労回復については、まだ研究は始まったばかり。ここで”リラクゼーション”が生まれました。その方法と言えば、皆さんもご存知の通り、エステやスパ、アロマテラピーなど、その他にも、癒し効果のあるグッズを用いるものなど、多種多様です。つまり人間の行動原理に基づいた、精神的なアプローチという点では、リラクゼーションの根源にはNLPセラピーの要素があると考えて良いかと思います。

メタ言語が、言葉を使って言葉を考え、その後の言語をより正確な形で理解、運用していく上で大変重要な意味があるのと、精神的なアプローチを自分自身に行い、自分の精神と対話し交流分析することで、今後の自分の行動や精神をコントロールすると言うNLPには、共通点が色々とありそうです。

最近気になるNLPのこと

こんにちは。今回はメタ言語のお話しをするのに関係が深い、私が今、とても気になっている、NLPについてお話ししていきます。NLPとは?皆さんご存知でしょうか。インターネットなどで調べてみても、NLPの情報は以外に多く、NLPセミナーなどについても、かなり多くの人が受講していると思われます。読んでみるとなかなか興味深いものだと解ってきました。

まず、NLPですが、なんの略かと言うと、神経言語プログラミング (Neuro-Linguistic Programming) というものだそうです。

NLPは、1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学の若き天才、リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが開発したもので、「天才セラピスト」と呼ばれる、3人、催眠療法家の『ミルトン・エリクソン』、ゲシュタルト・セラピーの『フリッツ・パールズ』、家族療法家の『バージニア・サティア』を元に、天才セラピストのことばの使い方や、非言語の使い方、無意識の活用の仕方というのを科学的に分析し・体系化したものなんだとか。
NLPでは、人間がどのように外からの情報を認識・記憶して、どのように考え行動するかを研究されているそうです。人間の中には、見たり聞いたり体験したことを通じて組み立てられたプログラミングが存在していて、私たちは、自分の行動を意識的に、時には無意識的にコントロールしていることが、このNLPの研究で解明されているそうです。

・・・気になります。次回もNLPのお話、引き続きしていきたいと思います。

メタの意味っていろいろ

こんにちは。今日はちょっと雑談でも、と思っています。
「メタ」という言葉はいろんなところで最近見かけますね。
やたら「メタ」を高頻度に含んだブログなんて、読みにくいこと・・・。笑
でも、だからこそ、なんだか気になります。

さて。
コンピューターの分野にかかわっておられる方には当然のことかもしれませんが、
コンピューターの業界で「メタ」が使われる場合、その単語の意味合いとしては、
「一段と高いレベルの」と理解してもよいと思います。
例えば、ある「何か」に対して「何かを対象として記述する」という、
そこから1段階上にあがったものを、メタであるといいます。
・・・客観的な操作対象とする、と思えばいいでしょうか、

ちなみに以前にもお話ししましたが、言語そのものも、何かを記述するモノですから、
もともと記述対象に対してはメタなものだと言えるのです。たとえば、HTML言語は、個別のwwwのページに対し、1段メタなもの、WEBページを記述する体系・記述方法ですよね。

この「メタ言語」は、例えば、HTML(XHTML)というWEBページの記述体系を、さらに記述するための枠組み・記述体系がXMLです。このとき、XMLは、XHTML言語etc.を記述するための言語・体系・記述方法、つまりメタ言語になるということです。XHTMLだけでなく、いろいろなXMLベースの記法、MathMLとか、VRMLとか、他いろいろを記述するメタ言語としての体系がXMLです。

メタ言語は、人間の特権!

こんにちは。今回もメタ言語のお話しです!!
さて、私たちが何気なく話しているこの言語。コトバ。
日本語だったり、外国語だったり、世界中の人間が話す言語は色々あるのですが、この「言葉」を持つことができる動物は、私たち「ヒト」という生物種に限られていますよね。

「チンパンジーだって、言葉がわかるんじゃないの?」と思われる人も居るでしょう。 確かに、すぐれた知性を持っていることで注目されている、有名なチンパンジーも実際にいますし、それについて研究がなされています。
しかし、「メタ言語」という観点から見たときに、チンパンジーは、ヒトの言語の構造と同じだけの質の言語の知識を得るということは決してできません。メタ言語は、ヒトというただ1種類の生物種に対して、皆に与えられています。これは、人間の特権なのです。

そして、前にも書きましたが、メタ言語を発達させるには、外国語、つまり英語を学ぶことが大変効果的である、と言うことになります。
何故英語なのか、絶対に英語じゃないとダメか、と言われると、決してそうでは無いのですが、英語はなにかと通用度が高く、よく使用されますので、「英語であってもかまわない」のなら、それならば、せっかくですから英語を学び、メタ言語も発展させてみませんか、と言うことなのですね。

メタ言語能力を育てることは、言語相対主義を生みだし、言語そのものについての幅広い理解につながっていきます。それはつまり、人間教育としての言語教育につながっていくのだと思います。

メタ言語意識は英語を学ぶことで生まれる

明けましておめでとうございます。今年も、メタ言語にまつわる話をだらだら書いていこうと思いますので、どうぞ宜しくお付き合いください。

さて、今日はメタ言語のお話しとして、英語のお勉強という観点からも考えてみたいと思います。英語の勉強!・・・私、昔は苦手でした~。もしかしたらこのメタ言語の概念を知っていたら、もうちょっと楽しく英語を学ぶことが出来たかもしれませんね。笑

どうしてメタ言語に英語がいいのか?その理由ですが、
1)外国語は日本語よりも客体化しやすいこと 
2)外国語と日本語が構造的に違うことで、外国語を学ぶ人間が、その言語の構造的な特性に気づきやすいこと-この2つがあげられます。
メタ言語の意識は、普通は言語能力の発達と同時に発達していくものですが、日本語だけでなく、同時に外国語の学習も行い、その違いを理解することで、よりメタ言語の意識が深まる効果がある、といわれています。

また、さらに日本では、外国語の学習をさせるときには意図的に文法が教えられています。これもメタ言語を意識させるのには、とても効果的です。日本語(国語)の場合だと、文法を意図的に教えてもらうというのは、案外ありません。いつの間にか自然に覚え、使いこなしています。
しかし、英語など外国語の場合には、たいていは、メタ言語を意識させる学習方法で授業が進んでいくという特徴があります。
メタ言語意識をしっかり持って学習すれば、言語のおもしろさや豊かさにも気づくことになりますよ。

メタ言語能力って?

こんにちは。もう年末ですね。一年は本当に早い。毎年12月になると同じことを考えているのもなんだかなぁと思ってしまいます。
さて今回は、前回に引き続きいて、メタ言語にかかわるものについて。
「メタ言語能力」とは何かを考えてみようと思います。

「メタ言語」って、どこか概念のような、はっきりしないイメージがあるんですが、それに2文字を追加、「メタ言語能力」となると、それは一気に具体的なものを表現する言葉になってきます。「メタ言語能力」と言った場合、そのときの「メタ言語」は、言葉を使って、言葉について考えることを指し示します。
もう少し具体的にお話ししましょう。生まれたばかりの小さな子どもは、言葉がどういうものであるか、という事を知る前に言葉を覚えてしまいますが、大きくなればそのうちに言葉について、意識化して考えることが出来るようになりますね。

この、言葉について、言葉で考える力を「メタ言語能力」と言います。
他にも例えば、「動物」という語は何を指しているのか?というような、語(言葉)と指し示す物との対応だったり、自分が話したことが文法的に正しいかどうかというような言語の規則だったり、とあるシーンでどのような言い方をしたら良いのかという考え方は、すべて「メタ言語能力」に含まれています。

言葉について考えられるということは、その先にある、言語をより正確な形で理解したり使っていったりするために、人間にとってはとても大切なことなんですね。

メタ言語ってなんですか?

こんにちは。
突然ですが、皆さんは「メタ言語」って、何かご存知ですか?
わたしも先日までは、「メタ言語」をまったく知らない一人でした。

インターネットで調べるといろいろでてきます。
一番簡単に言うならば、「メタ言語」=「言語を定義づける為の言語」ということになるんですが・・・。
まだぴんときませんね。

もし、コンピュータの分野などに詳しい人であれば、SGMLやXMLなどは聞いたことがあると思いますが、その、SGMLやXMLがコンピューター分野におけるメタ言語なんです。
「対象を指し示す言葉」を指し示す言葉。
・・・難しいですね。

そもそも、「メタ」ってなんでしょう?
しらべてみると、メタ(meta-)とは、「高次な―」「超―」「―を含んだ」「―の後ろの」などの意味に使われているようです。

ある対象を記述したものがあって、さらにそれを対象として記述しているものを、メタ〇〇〇って呼ぶそう。
つまり、言語を記述する言語 – メタ言語であるように、理論を解釈するための理論はメタ理論、自己の認知を認知することをメタ認知、と言うことが出来ます。ややこしいですね。

ですから、例にあげるとすると、WWW上にある文章は、主にHTMLによって記述されていますよね。(ブログなどを作ったことのある人ならご存知と思います) このケースなら、元の文章に対してHTMLがメタな言語となります。

また、HTMLそのものは英語でその仕様は規定されていますから、これをとりあげて言うなら、この場合はHTMLにとって、英語がメタ言語ってことになりますね。